講義のテーマは「今を生きる」。原発問題が一向に終息の気配を見せない中、3・11以前と以降と自分がどう変わったか。このような事態になった今をどういう考えで生きるか。
価値観はどう変わったかなどが塾長の問いかけでした。
新聞の投書が紹介されました。「この震災で生んだこと」という主婦からの投書。
この世の中には安全なんてものは無い。
他人の優しさと、親切さに触れたこと。
行政は役に立たないということ。
この投書をもとにした塾長の話し。
「我々は安心、安全に酔いしれていた。ひたすら経済成長を目指し、
右肩上がりで成長するものと信じていた。
文明を求め、電気を使っての便利さや快適な生活を当然のものとしてきた。
結果、原発に依存する社会構造や精神構造が出来てしまっていた。
それらが打ち砕かれた今、それを反省し、生活スタイルを変え、価値観を変え、目指すべきものを変えるべきだと多くの人が思った。悟った。身の丈にあった生活をしようと思った筈だが、実際はどうか。
塾生への問い掛けがありました。外国と比べての価値観の違いなどについての意見が披瀝されましたが、まだ思うところを述べた人は少なかったように思えました。まだ、それぞれが自分の考えをまとめあげていないのかもしれません。
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