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第四回 平成22年7月13日
テーマ「物を考える道具としての言葉」
at.赤木町「廣」

第4回目の粒々塾は会場を赤木町の和食料理「廣」で行いました。参加者17人。会場は当塾のために新装開店された場所。こじんまりした定員20人の場所でした。初めてのゲストも参加。相変わらずの盛り上がりでした。


今回のテーマは「物を考える道具としての言葉」。本題に入る前に塾長からこの一ヶ月にあった三つの出来事。参院選・大相撲野球賭博・サッカーワールドカップの三つについての「感想」が語られました。サッカーの岡田監督が言った「日本人としての誇り、魂」ということや参院選に当たって作家の塩野七生さんが文藝春秋に書いた「日本人へ」というエッセーが紹介され、ローマ史研究家としてころころ変わる政権には国際社会の信用がなくなっていることへの失望感と日本滞在中に痛感したのは日本人は自信を失っており、リーダー達はだれ一人としてこの日本人に自信を取り戻させるための言葉を発していないというくだりを引用して、この三つの出来事は日本人というものを考えるいい機会だったとの話で始まりました。

そして本題では「一隅を照らす」。一灯照隅 万灯照隅という言葉が紹介され、その一隅を照らすという生き方を実践した中小企業経営者の話や松下幸之助の経営哲学の原点が紹介されました。経営の心構えとしての一つの視点として参考になりました。

近江商人の言葉。売り手よし、買い手よし、世間様よし。仕事や商売の原点を指摘されました。

もう一つの言葉は「百聞は一見に如かず」。それのもつ幅広い意味や、それを敷衍(ふえん)した百見は一考に如かず、百考は一行に如かずという言葉も、最後は陽明学の知行合一という思想につながるという話でした。
言葉を喋る人がそのことを知っていないとなかなか伝わらない。たとえばテレビのアナウンサーが地名を言う時、そこに行ったことが有るか無いかで伝わり方が違うという例示には興味をひかれました。児童詩誌「青い窓」を主宰されていた佐藤 浩先生の「眼聴耳視」という言葉にも含蓄がありました。


懇親会は塾長差し入れのレア物焼酎、「野兎の走り」と「百年の孤独」で談論風発。11時まで。二次会に行ったのは誰かと誰か。次回は8月17日です。

(事務局記)